特許権が発生、知的財産権を強化
ラクオリア創薬株式会社は、EP4拮抗薬について、中国において特許査定を受けたと発表した。
特許査定の後に特許料を納付すると、該当する国において特許権が発生する。同社は、同剤についての知的財産権を、中国においても強化するとしている。
有効性が期待されるEP4拮抗薬
EP4拮抗薬は、ヒトにおける慢性炎症性疼痛のみならず、がんや自己免疫疾患への有効性が期待されている薬剤。
ラクオリア創薬は同剤を、丸石製薬株式会社およびAratana Therapeutics Inc.(以下「アラタナ社」)に導出。アラタナ社は、同剤のイヌにおける動物薬臨床試験の最終段階にあたる大規模試験に成功し、上市を目指している。
またラクオリア創薬の連結子会社である株式会社AskAtにおいても開発業務が進められているという。
「特許権を与える価値がある出願発明」
特許査定は、各国特許庁の審査により「特許権を与える価値がある出願発明である」と判断された場合に示される評価。特定の後に特許料を納付することにより、登録特許となり、該当する国において特許権が発生する。
同社は今回の特許査定により、中国においても同社の知的財産権が強化されることとなったとしている。

EP4拮抗薬の中国における特許査定のお知らせ - ラクオリア創薬株式会社
http://www.raqualia.co.jp/rq-cms/wp-content/