【医薬品・食品・容器開発におけるシミュレーションの活用 】セミナー開催
2013年11月15日、「サイバネットシステム株式会社」(東京都千代田区、代表:田中 邦明)は、【医薬品・食品・容器開発におけるシミュレーションの活用 】セミナーを開催すると発表した。
医薬品業界が抱える多くの課題
ジェネリック医薬品の認可増などによって、開発競争の激化に直面している医薬品業界。そのうえ、原材料費は高騰し続け、製品開発にかけるコストは年々増え続ける一方だ。
また、驚くべき速さで進む少子高齢化によって、市場規模の縮小を余儀なくされる一方で、高齢者に対する新たな対策への取り組みも必要になる。
さらに、消費者の安心や安全に対する関心は、製品や食品ばかりでなく、容器等の副次的価値にも強く求められ、さらなる品質向上への要求はますます高くなるばかりだ。
「シミュレーション技術」は業界の救世主となるか?
そうした中、医薬品業界で、にわかに注目を集めつつあるのが、飛行機や自動車製造の工学系産業分野において、性能や機能などの実験困難な現象をコンピュータ上でシミュレートし、その成果を可視化する技術【CAE】(Computer Aided Engineering)だ。
【CAE】とはつまり「シミュレーションする技術」で、その技術が近年、医薬品の製造等におけるさまざまな工程(錠剤成形・錠剤の溶出過程、PTP包装・ホッパーからの錠剤供給など)に適用され、そのメリットが認識され始めているという。
*画像はニュースリリースより
「サイバネットシステム株式会社」によると、実験段階では解明できない現象を「可視化」することによって、開発期間の短縮や品質向上に大きく貢献することが可能だとし、また関連業界への「シミュレーションに関する認知度・意識調査」によると、有効回答数の73%が、「機会があれば、シミュレーションソフトの利用を希望」しているという。
そこで本セミナーでは、星薬科大学教授の高山幸三氏が講壇に招かれ、シミュレーション技術による、製剤設計の影響やその可能性について解説。
また、星薬科大学、CKD(株)、アサヒビールによる事例報告を中心に、業界関係者が実際に製品を使用することで、その具体的な事例案や体験談を数多く紹介するとしている。
開催は11月15日(金)、13:30~17:00。
(受講料は無料だが、事前登録が必要)
課題が山積みの製薬業界にとって「シミュレート技術が」いったいどんな「特効薬」となり得るのか、その可能性には大いに期待が持てそうだ。

【PRTIMES】
http://prtimes.jp/【サイバネットシステム 株式会社】
http://www.cybernet.co.jp/