MRI検査受診が可能なペースメーカ
日本ライフライン株式会社は、心臓ペースメーカ「KORA100(コーラ100)」の薬事承認を2月3日に取得したと発表した。
「KORA100」は、一定の条件下において安全にMRI(磁気共鳴画像)検査を受けることを可能にしたペースメーカ。
独自機能「オートマチックMRIモード」搭載
「KORA100」は、独自機能「オートマチックMRIモード」を搭載している。この機能は、MRI検査時の強い磁界を検知するとMRI検査に対応した設定に自動で切り替わり、検査終了後に磁界を離れると5分以内に通常の設定に自動で復帰するというもの。
この機能により、医師は追加的な操作をすることなく検査が実施でき、診療科間におけるスムーズな連携も可能となっている。
加えて「KORA100」は、胸郭インピーダンスのモニタリングを行う独自の機能も持つ。患者の夜間における呼吸の異常を推測することで、潜在的な睡眠時無呼吸症候群の早期発見や治療への寄与が期待されている。
世界最小クラスの本体サイズを実現
また「KORA100」は、現行製品と同じ世界最小クラスの本体サイズを実現。さらに長い電池寿命を有し、心臓ペースメーカの植込みによる皮膚の圧迫や、電池寿命に伴う本体交換時の感染リスクも低減している。
同社は「KORA100」の販売開始時期について、本年3月を予定しているという。
(画像はプレスリリースより)

条件付きMRI対応心臓ペースメーカ「KORA100」薬事承認取得のお知らせ - 日本ライフライン株式会社
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