化合物構造情報を取り扱う化学系研究者対象に
2015年1月28日、CTCライフサイエンス株式会社は、SDF形式の化学構造式情報の参照・編集・更新ツール「SDTool」の販売を開始したと発表した。
同ファイル形式(SDファイル)は多くの試薬会社が試薬の商品カタログとして採用しているため、化学系研究者にとって日常的に編集が必要である。しかしながら従来のソフトウェアにおいては、SDファイルに含まれるデータ件数の増加に伴い、ファイルを開くなどの各種動作やパフォーマンスの低下が課題となっていた。
「SDTool」ではそれらが解決され、SDファイルを容易な操作で読み込める。もちろん参照・編集・更新も可能で、Excelタイプの直感的なインターフェースであるため、導入したその日から誰でも簡単に使用できるのが特長だ。
大量データを取り扱っても動作が速く軽いWindowsアプリ
「SDTool」においては最大で化学構造式情報5万件までが動作保証されている。この件数は化学研究者が利用するうえで十分と考えられているものだが、使用するパソコンのスペック次第ではそれ以上の件数も取り扱いが可能だ。
推奨動作環境はOSがWindows 7、メモリは4GB以上。BIOVIA Draw 4.0以上またはChem Draw 14のインストール.Net Framework 3.5 SP1が必須となっている。
(画像はプレスリリースより)

CTCライフサイエンス株式会社 プレスリリース
http://www.ctcls.co.jp/corporate/SDTool
http://www.ctcls.co.jp/products/