アレグラドライシロップ5%を発売
東京都新宿区に本社を置くサノフィ株式会社は、アレルギー性疾患治療剤である「アレグラ(R)ドライシロップ5%」を発売したことを2015年1月19日に発表した。一般名はフェキソフェナジン塩酸塩。この製品はアレルギーを有する月齢6ヶ月以上の乳幼児のために同社が日本独自に開発したものである。
この治療剤の概要とは
本治療剤の適応は、蕁麻疹、アレルギー性鼻炎の他、アトピー性皮膚炎、皮膚そう痒症、皮膚炎や湿疹などの皮膚疾患に伴うそう痒となる。今回の治療剤開発の背景には、乳幼児のアレルギー患者の数が増加している点がある。そのため、今回の製剤はシロップタイプとし、乳幼児患者が飲みやすい形に配慮した。
この製剤については、2014年4月にはすでに薬価収載されていたが、本剤が安定して供給する体制を製造委託先が整えるまで発売自体を延期していた。その間、製造委託先と改善を進めて安定的な供給体制が確立したことから、今回の発売となった。
この製剤は成人も服用可能であり、成人の場合はフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mg(ドライシロップとしては1.2g)を1日2回経口投与することとなる。6ヶ月以上2歳未満の小児に対しては、フェキソフェナジン塩酸塩として1回15mg(ドライシロップとしては0.3g)を1日2回経口投与する。

サノフィ ホームページ
http://www.sanofi.co.jp/l/jp/ja/index.jsp