大日本住友製薬が発売
大日本住友製薬は、2月23日よりパーキンソン病の治療剤として、「トレリーフOD錠25mg」を発売することを発表した。今回発売される「トレリーフOD錠25mg」は、一般名がゾニサミドで、既存のトレリーフ錠25mgの剤形追加品となる。
今回の発売で、錠剤かOD錠かを選ぶことができるため、パーキンソン病の症状に合わせて処方することが可能となる。
パーキンソン病の患者さんにも使いやすい剤形へ
口腔内崩壊錠であるOD錠は、口の中の唾液で崩壊するため、水がなくても服用が可能な剤形。パーキンソン病の患者は、嚥下障がいをおこす患者が多く、今までの錠剤は、使いにくいという現状があった。しかし、今回のOD錠の発売で、パーキンソン病の患者にも飲みやすく、治療に使いやすくなる。
また、つかみやすい製剤を目指して、今回の「トレリーフOD錠25mg」は、既存製剤の6.6ミリより、1.4ミリ大きい8.0ミリに変更となる。また、平たい形状に変更となり、パーキンソン病の患者がPTPシートから錠剤を取り出しても落下や転がったりしない工夫もされた。
「トレリーフOD錠25mg」について
「トレリーフOD錠25mg」は、パーキンソン病の患者で、他の抗パーキンソン病薬を使用しても効果が得られない患者に対して、効果が期待される。
1錠の中に、ゾニサミドが25mg含まれており、レボドパ含有製剤と一緒に使用し、成人で1日1回1錠を服用。しかし、パーキンソン病の症状で日内変動の患者の改善では、1日1回50mgの服用となる。

大日本住友製薬 プレスリリース
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