部分てんかん発作の適応追加申請
大日本住友製薬は、米国子会社のサノビオン社が、抗てんかん剤「APTIOM」の部分てんかん発作の単剤療法の適応追加申請を、米国食品医薬品局であるFDAへ提出し、受理されたことを発表した。昨年10月29日に申請を提出していた。
脳の神経細胞から異常な放電を特徴とするてんかん。部分てんかん発作の場合、電気的活動は、脳の特定の部位から始まる。広い範囲に広がるために、いろいろな症状が起きる。発作の予測も不可能なために、日常生活に大きな影響がある。抗てんかん剤「APTIOM」は、発作を軽減できるとして期待されている。
抗てんかん剤「APTIOM」への期待
抗てんかん剤「APTIOM」は、部分てんかん発作の患者にとって、併用療法の治療薬として高い評価を得ている。
部分てんかんは、複雑な神経疾患だ。「APTIOM」は、部分てんかん発作の患者に対して1日1回の投与で、効果が期待できる。今後、「APTIOM」が単剤療法の治療薬として承認されることを、サノビオン社は、期待している。
抗てんかん剤「APTIOM」のラインアップ
現在、抗てんかん剤「APTIOM」は、電位依存性ナトリウムチャンネル阻害薬として、部分てんかん発作の併用療法の適応症で承認がおりている。粉砕も可能で、空腹時にも使用ができるため、幅広い服用が可能。APTIOM200mgのほかに、400mg、600mg、800mgの4製剤があり、部分てんかんの治療に使用されている。

大日本住友製薬 プレスリリース
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