国内での臨床第3相試験結果に基づき
武田薬品工業株式会社は、酸関連疾患治療剤「タケキャブ錠10mg、同錠20mg(以下「タケキャブ」)」について、厚生労働省から製造販売承認を取得したと発表した。
同剤は、新しい作用機序を有する酸関連疾患治療剤。承認申請は、国内で実施された臨床第3相試験の結果に基づき行われている。
強力かつ持続的な酸分泌抑制作用を示す
「タケキャブ」は、武田薬品が創製した酸関連疾患治療剤。カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)とも呼ばれる新しい作用機序を有し、強力かつ持続的な酸分泌抑制作用を示す。
今回の承認取得は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、H.pylori の除菌の補助などに関し、日本で実施された複数の臨床第3相試験の結果に基づいて行われた。いずれの試験においても、同剤の優れた有効性と良好な安全性および忍容性は、確認されている。
更なる医療ニーズへの貢献を
「タケキャブ」に関して武田薬品は、大塚製薬株式会社と国内における共同プロモーション契約を、本年3月末に締結。この契約に基づき、同剤の製造および販売は武田薬品が行い、情報活動は大塚製薬と武田薬品の両社が実施している。
両社は、酸関連疾患治療における課題解決につながる活動の実施と、更なる医療ニーズへの貢献を、協力して行うとしている。

酸関連疾患治療剤「タケキャブ錠」日本における製造販売承認取得について - 武田薬品工業株式会社
http://www.takeda.co.jp/news/