吸収性局所止血材の臨床使用開始へ
株式会社スリー・ディー・マトリックス社は2014年12月17日、フランスにて吸収性局所止血材「PuraStat」の内視鏡分野での臨床使用が開始されたと、医療機関からの報告があったと発表した。
施術内容
この臨床使用は、Edouard Herriot Hospitalでの施術にて、医師3名で臨んだ「内視鏡的粘膜下層剥離術における術中出血及び術後出血の予防を目的とする処置」に使用された。
同病院は、内視鏡的粘膜切除術及び内視鏡粘膜下層剥離術を実施する医療機関としては、欧州トップクラスである。
内視鏡的粘膜切除術及び内視鏡的粘膜下層剥離術は、消化管の腺腫や早期癌を内視鏡的に切除する手技であり、侵襲性の低い治療法として患者様の Quality of Life(QOL)の維持に寄与しております。PuraStatは液体タイプの吸収性局所止血材で、出血部位に触れることによりゲル化する特性を有しているため、細いチューブを使用する内視鏡術に適しております。
(プレスリリースより引用)
同社は、欧州においての更なる臨床試験の使用・促進から、独占販売権許諾契約の締結などを速やかにすることで、製品供給の拡大を進めるとしている。
(画像は株式会社スリー・ディー・マトリックスHPより)

株式会社スリー・ディー・マトリックス
http://www.3d-matrix.co.jp/吸収性局所止血材「PuraStat」の内視鏡分野における臨床使用開始のお知らせ(プレスリリース)
http://www.3d-matrix.co.jp/dl_file/2014/.pdf