411人の小児薬物療法認定薬剤師
日本薬剤師研修センターは、小児薬物療法認定薬剤師の名簿と各都道府県の人数を発表した。集計結果は、昨年12月26日までの物を発表。各都道府県の集計では、東京都が最多の60人で、次いで神奈川県の38人となる。
また、青森県、徳島県には、小児薬物療法認定薬剤師が在籍していない。
小児薬物療法認定薬剤師の必要性
小児薬物療法において、医薬品の専門家として医療チームに参加が可能。また、患者とその家族に対して、医薬品についての指導や助言を行う。
適切な助言や行動ができる薬剤師を養成する目的で平成24年度から創設された制度。小児薬物療法の分野で、一定以上のレベルの能力と適性が認められ、認定された薬剤師だけが、認定証が発行される。また、3年ごとに規定の単位の取得が義務づけられ、単位取得をすることで、認定が更新される。
病院・診療所薬剤師と保険薬局薬剤師での割合
411人の小児薬物療法認定薬剤師のうち、約59%の243人が病院・診療所の薬局で所属している薬剤師。また、保険薬局に所属している薬剤師では、約40%の167人となる。
都市部の東京都、神奈川県、大阪府、愛知県などの病院・診療所に小児薬物療法認定薬剤師が多く認定されている。

日本薬剤師研修センター 新着情報
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