「製剤設計学講座」の設置
日医工は、富山大学院医学薬学研究部と共同研究を目的とした寄附講座として、「製剤設計学講座」の設置を発表した。今回の寄附講座は、日医工の50周年記念事業の一つとして設置する。
服用性と使用性の向上を目指す
日医工は、患者が飲みやすく、医師が使いやすい医薬品の開発を目指してきた。また、富山大学薬学部は、製剤技術の教育と技術のレベルアップを目指して、富山県の認知度の向上を目指してきた。両者の製剤技術の向上を目指す目的が合意したことで、今回の寄附講座の設置となった。
製剤研究を両者の共通の目的として、企業、大学、医療機関などで交流する研究拠点となる場を目指す。今回の製剤設計学講座は、富山県が目指す薬都富山の中心となり、富山県の産官学連携への強化となる重要な役割を担うと期待が集まる。
「製剤設計学講座」について
製剤設計学講座の研究期間を2015年4月から5年間とした。5年間で、日医工と富山大学は、製剤の開発をはじめ、製造の現場から見えてくる問題点などを研究課題として、様々な技術を使い、製剤研究における発展を目指す。
今回の共同研究を通じて、富山県の医薬品研究分野で、優秀な人材の育成を目指していく。

日医工 プレスリリース
http://www.nichiiko.co.jp/