パイプライン拡大
アストラゼネカ株式会社は12月22日、滋賀県・米原市にある同社の包装工場に対し5,000万米ドル以上投資し拡張すると発表した。
同社のパイプラインは迅速に進捗しており、現在第III相・申請中の新薬候補は14と多く、2016年までにさらに14~16件の承認申請および8~10件の承認が期待されていることから、これに伴う生産能力増強のため、工場拡張を決定した。
米原工場は1998年に設立し、包装作業を開始しており、2001年から2002年にかけても拡張工事を実施している。
以来同工場は、同社が国内で販売するすべての製品包装と安定した製品供給により国内での販売を支えてきた。
売上年間450億米ドル超目指す
今回の拡張は2015年3月に着工する予定で、物流業務設備の設置後、包装工場棟、事務QC棟の拡張・増設を段階的に行う計画だ。
日本市場に対し同社は、成長基盤のうちの一つとして注力しており、18か月の間で、アストラゼネカは医薬品企業の営業売上ランキングで12位から8位に順位を上げ、成長を続けている。
同社は2023年までに年間450億米ドル超の売上達成を目標とするとしている。

アストラゼネカ株式会社 プレスリリース
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