国内における開発および販売にかかる包括的提携
マルホは、スイスに本社を構えるGalderma Pharma S.A.(以下、ガルデルマ)と ざ瘡や酒さ治療などの皮膚科向け医療用医薬品の国内における開発および販売にかかる包括的提携について合意したと発表した。
提携概要
今回の提携により、マルホはガルデルマの尋常性ざ瘡治療剤ディフェリンゲル0.10%を2016年7月17日以降販売する。そして、ガルデルマが現在日本で承認申請中のざ瘡を適用とする外用治療剤(海外販売名:EPIDUO)を承認取得後に販売する。
さらに酒さに伴う顔面紅斑の外用治療剤(海外販売名:MIRVASOなど)や頭皮の尋常性乾癬治療薬(海外販売名:CLOBEX)の日本での開発・販売を行っていく。その他にも、ガルデルマが所有するパイプラインの日本における開発権および商業化の優先的評価権も取得する。
皮膚科学領域での卓越した貢献を目指すマルホは、皮膚科に特化したガルデルマと包括的提携に合意したことによって、
「皮膚疾患に悩む患者さんの症状に応じた新しい治療薬を皮膚科医に提供することで、これらの患者さんに対して更なる貢献ができるものと期待しております。」(ニュースリリースより引用)
とコメントしている。
また、ガルデルマも日本国内でガルデルマの革新的な治療薬を使用する機会が増えることで、患者のケアを向上させることができるとしている。

マルホ ニュースリリース
http://www.maruho.co.jp/release/