アロマターゼ阻害剤・閉経後乳がん治療剤
中外製薬株式会社(以下、中外製薬)は、ノバルティス ファーマ株式会社(以下、ノバルティス ファーマ)と日本国内において共同販売を行ってきた、「フェマーラ錠2.5mg」(一般名:レトロゾール、以下、「フェマーラ」)に関する販売提携を、2016年1月31日をもって終了することを発表した。
2016年2月1日からはノバルティス ファーマが単独で「フェマーラ」の販売・流通を行う。
フェマーラ
フェマーラは、アロマターゼ阻害剤・閉経後乳がん治療剤であり、アロマターゼという酵素を阻害することによって、アンドロゲンからエストロゲンの生成を抑止することでがんの増殖を抑制する。
対象となる治療は、ホルモン(エストロゲン)受容体陽性の閉経後早期乳がん患者に対する手術後の再発防止のための補助療法、手術の実施が困難な進行・再発後乳がんに対する一次治療及び二次治療である。
フェマーラは、閉経後の乳がん治療薬として、乳がん内分泌治療における標準薬の一つとなっており、国内では2006年1月23日に、ノバルティス ファーマ株式会社が厚生労働省より閉経後乳がんを適応として製造販売承認を取得、ノバルティス ファーマ株式会社が製造販売し、中外製薬株式会社とともに2006年5月11日から共同販売していた。

中外製薬株式会社 ニュースリリース
<a href=" http://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20160106113000.html " target="_blank"> http://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20160106</a>