免疫抑制剤「セルセプトカプセル250」の新剤形
中外製薬株式会社は、免疫抑制剤「セルセプトカプセル250」の新剤形「セルセプト懸濁用散31.8%」を、12月21日に発売した。
「セルセプトカプセル250」は、「腎移植後の難治性拒絶反応の治療」「腎移植・心移植・肝移植・肺移植・膵移植の臓器移植における拒絶反応の抑制」を効能・効果として、既に販売されている。
国内の移植医療のニーズを考慮して発売
今回の「セルセプト懸濁用散31.8%」発売について中外製薬は、国内の移植医療のニーズを考慮したという。
カプセル剤では、服用が困難な患者や、用量調整が難しい患者が存在する。海外では、カプセル剤に加えて懸濁用散剤が販売されていることを勘案し、患者個々の状況に合った剤形の選択が可能とすべく、新剤形の発売に至ったとしている。
同剤形は、懸濁用散剤の製造販売承認申請を2013年8月に行い、2015年8月17日に厚生労働省より製造販売承認を取得。同年12月11日、薬価基準に収載された。
「すべての革新は患者さんのために」
「セルセプト懸濁用散31.8%」は、「セルセプトカプセル250」と同じく「腎移植後の難治性拒絶反応の治療」「腎移植・心移植・肝移植・肺移植・膵移植の臓器移植における拒絶反応の抑制」を効能・効果とする。
中外製薬は今後も、「すべての革新は患者さんのために」という事業哲学のもと、移植医療への貢献に向けた取り組みを続けるとしている。

免疫抑制剤「セルセプト懸濁用散31.8%」の販売を開始 - 中外製薬株式会社
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