cediranibとオラパリブとの併用治療中の再発プラチナ感受性高悪性度卵巣がん患者が対象
2015年12月7日、アストラゼネカ株式会社は、同社が米国立がん研究所 (NCI) との緊密な連携のもと、Voluntis社が開発した卵巣がん患者に対するデジタルサポートサービスを検証する計画を発表した。
対象となるのは臨床医およびcediranibとオラパリブとの併用治療中である再発プラチナ感受性高悪性度卵巣がん患者だ。
このサービスは、対象者にcediranib・オラパリブ併用治療に伴う副作用である高血圧および下痢の管理を支援することを目的としてスマートフォンのアプリにより提供される。これまでは手書きで提供され、説明に多くの時間を要していた副作用情報の伝達を効率的に行えるようになる。
NCI主導による3本の個別の臨床試験におけるコンパニオン機器として検証
このアプリはアストラゼネカとNCIとの契約のもと、2016年第1四半期に開始されるNCI主導による3本の個別の臨床試験におけるコンパニオン機器として検証される。
また、このサービスは同社の広範な戦略において、デジタル技術の活用による治療の補完や、患者のアウトカム改善についてのパイロットとしても機能する。

アストラゼネカ株式会社 プレスリリース
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