2025年05月18日(日)

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日立　中外製薬工業のバイオ抗体原薬生産プラント生産設備を受注

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日立　中外製薬工業のバイオ抗体原薬生産プラント生産設備を受注

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日立　中外製薬工業のバイオ抗体原薬生産プラント生産設備を受注

　2015年12月22日 19:00　

バイオ医薬品の生産能力を拡充

株式会社日立製作所(以下、日立)は、中外製薬工業株式会社(以下、中外製薬工業)が東京都北区の浮間工場に新設するバイオ抗体原薬生産プラントの生産設備一式の設計を受注し、2015年12月14日に起工式を開催した。

建設される浮間工場バイオ抗体原薬生産プラントは、6,000リットル培養槽6基などの設備を備えたもの。中外製薬工業は、新プラントで少量多品種に向けた後期開発用治療薬と初期商業のバイオ抗体原薬を生産する。着工は2016年1月で、竣工は2018年7月を予定している。

日立の生産プラントの実績

日立がこのプロジェクトを受注した背景には、300件以上の納入実績を数えるバイオ医薬品プラント事業に加えて、高度な培養シミュレーションを活用した培養設備の品質や生産性を向上させる設計・エンジニアリング力への高評価がある。

同社は、経済産業省の次世代医薬品創出基盤技術開発プロジェクトを実施するために民間企業、大学・研究機関などが2013年9月に設立した「次世代バイオ医薬品製造技術研究組合」に参加している。

今後、日立は培養設備をはじめとする生産設備や、製造実行システム「HITPHAMS」、制御システム、情報システムの多様な医薬プラント向けソリューションや、ビッグデータ分析、人工知能などの先進テクノロジー、さらに、同組合でのオープンイノベーションにより、医薬の開発、量産化スピードアップ、収率向上などの課題に貢献する考えである。