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2025年05月18日(日)
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長波長の可視光でがん細胞にダメージ

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長波長の可視光でがん細胞にダメージ

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光線力学的療法の光治療薬 開発
静岡大学学術院工学領域・平川和貴准教授は、低侵襲ながん治療・光線力学的療法への応用を目的とした新規化合物を開発した。

がん細胞
光線力学的療法
光線力学的療法は、副作用がほとんどなく低侵襲的にがんを治療できるため、QOLを維持しながら、一部の早期がんを、障がいを残さずに治療できる優れた治療法である。しかし、治療のメカニズムには薬と光、そして酸素が必須であり、低酸素状態にある深部がんには効果が限定されていた。

また、体内に残存した薬が光線過敏を引き起こすため、暗室に長期入院しなければならず、精神的な負担が課題となっている。

研究成果
治療効果の向上と投薬量の低減を目的として、酸素に依存せずに作用する薬の開発を目指した研究を行い、新規化合物を合成していたが、必要な吸収波長の基準に達していなかった。

今回開発された光増感剤は、臨床で利用可能な波長630ナノメートル以上の基準をクリアし、その長波長の可視光を利用して電子を奪う酸化メカニズムで、がん細胞にダメージを与えることに成功した。

開発された光増感剤が実用化に至れば、治療効果の向上と投与量低減による副作用の対策、さらには暗室での入院期間の短縮につながることが期待できる。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

静岡大学 プレスリリース
http://www.shizuoka.ac.jp/cms/files/shizudai/MASTER/


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