骨粗鬆症治療剤
沢井製薬株式会社は、2015年12月11日に薬価基準に収載されたジェネリック医薬品9成分15品目を順に発売していくことを明らかにした。
初めてのジェネリック医薬品は、骨粗鬆症治療剤「ラロキシフェン塩酸塩」と「アムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチンカルシウム水和物(配合剤)」、「バルサルタン・アムロジピンベシル酸塩(配合剤)」、「塩酸セルトラリン」の4成分。これらを加えると、同社の製品は278成分672品目となる。
「ラロキシフェン塩酸塩」については同社のみが承認を取得したため、骨粗鬆症治療剤『ラロキシフェン塩酸塩錠60mg「サワイ」』として同社単独で発売する。
同剤の両面にはレーザー印字で「ラロキシフェン・60」と明示され、包装のPTPシートには骨のデザインと共に「骨粗しょう症の薬」と表示する。これは医療過誤防止を目的とした措置である。
新バーコードに対応
医薬品産業強化総合戦略では流通の促進を図るため、「製造番号・使用期限の変動情報を含むGS1データーバー」(新バーコード)への対応を重点項目としている。
同社は、今後、発売する『セルトラリン錠「サワイ」』以降の新製品に新バーコードを導入する方針だ。発売済みの製品については2年以内に対応を完了する予定。
さらに、個包装に用いる「切り離し両面カード」を開発し、表面に新バーコード捺印スペースを設けている。製品名を裏面に記載すれば、通常の調剤棚ラベルに使える。同カードは実用新案登録を行った。

沢井製薬株式会社 プレスリリース
http://www.sawai.co.jp/release_list/20151210/500/