患者の服薬利便性の向上に寄与
中外製薬株式会社は、12月9日、ALK阻害剤「アレセンサカプセル150mg」の販売を開始した。
同剤は、同社が既に販売を行っているALK阻害剤「アレセンサカプセル20mg」「同40mg」の高含有量製剤。患者の服薬利便性の向上に寄与するとしている。
2014年9月に製造販売承認申請
「アレセンサカプセル20mg」「同40mg」は、「ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」を効能・効果として発売されている。
しかし両剤形でアレセンサを服用する患者は、40mg製剤を7カプセル、20mg製剤を1カプセル、計8カプセルを1日2回飲む必要があった。中外製薬は、患者の服薬利便性の向上には高含有量製剤が必要不可欠と判断。150mg製剤の開発に着手し、2014年9月に製造販売承認申請を行っていた。
がん医療の充足に向けた取り組みを続ける
「アレセンサカプセル150mg」は、2015年9月に厚生労働省から製造販売承認を取得。11月28日には薬価基準に収載され、12月9日の販売開始に至った。
中外製薬は、同剤が患者の利便性および治療満足度の向上に寄与すると確信しており、がん医療およびアンメットメディカルニーズの充足に向けた取り組みを今後も続けるとしている。

ALK阻害剤「アレセンサカプセル150mg」の販売を開始 - 中外製薬株式会社
http://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/