「メポリズマブ」、世界で初めて承認取得
グラクソ・スミスクライン株式会社は、11月27日、英国本社のグラクソ・スミスクラインplc(以下「GSK」)が喘息治療薬「メポリズマブ」について米国FDAより承認を取得したという旨のプレスリリースを発表した。
同プレスリリースは、GSKが11月4日に発表した英文リリースを翻訳したもの。「メポリズマブ」に対する承認は、今回が世界で初めてとなる。
通常の治療薬に対する追加治療として投与
全世界の喘息患者数は現在、約2億4200万人とされ、米国では2570万人が罹患していると推定される。患者の多くは、既存の治療薬により症状を十分にコントロールすることが可能。しかし約5%は、既存の治療法では症状を十分にコントロールすることができないという。
「メポリズマブ」は、喘息において重要な炎症細胞である好酸球の機能を調節する役割を果たすインターロイキン-5(IL-5)を標的とした、初の生物学的製剤。患者は、重症喘息の通常の治療薬に対する追加治療として同剤が投与される。
11月4日に取得
今回「メポリズマブ」が取得したのは、好酸球性フェノタイプを有する12歳以上の重症喘息患者を対象とした、追加維持治療薬である同剤の生物学的製剤承認。英文リリースが発表された11月4日に、取得している。
ただし同剤は、その他の好酸球性疾患、急性気管支けいれんあるいは喘息発作重積への使用については、承認されていない。

GSKのメポリズマブ が米国FDAより承認 - グラクソ・スミスクライン株式会社
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