ビルダグリプチンとメトホルミン塩酸塩を配合
ノバルティス ファーマ株式会社は、11月26日、2型糖尿病治療薬「エクメット配合錠 LD、HD」を発売した。
同剤は、DPP-4阻害薬「ビルダグリプチン」とビグアナイド薬「メトホルミン塩酸塩」を配合した薬剤。両成分の配合剤は、国内発売が初めてだという。
患者の病態に応じた選択が容易
「エクメット」は、実質的に既収載品によって1年以上の臨床使用経験があると認められた配合剤であり、14日間の処方制限がない新医薬品。「ビルダグリプチン」および「メトホルミン」の併用による治療が適切と判断される場合に使用が可能となる。
同剤は、1日2回投与の製剤として、LD(50mg/250mg)とHD(50mg/500mg)の2規格が開発されており、患者の病態に応じた選択が容易となっている。また、HDではメトホルミンの1日投与量が1000mgとなるため、メトホルミンの高用量処方のニーズにも対応することが可能となっている。
適正使用の推進を最優先に活動
「エクメット」の1錠薬価は、「ビルダグリプチン」単剤と同じ87.70円であるため、経済的にも患者にメリットのある薬剤であると、ノバルティス ファーマはしている。
同社は、2型糖尿病患者のより良い治療に貢献できるよう、同剤の適正使用の推進を最優先に活動していくという。
(画像はプレスリリースより)

2型糖尿病治療薬「エクメット配合錠」新発売 - ノバルティス ファーマ株式会社
http://www.novartis.co.jp/news/2015/pr20151126.html