服薬継続に寄与
大塚製薬株式会社(以下「大塚製薬」)とユーシービージャパン株式会社(以下「ユーシービージャパン」) は、「イーケプラ点滴静注500mg」(一般名:「レベチラセタム」)を2015年12月1日に国内販売すると発表した。てんかん患者の部分発作の治療薬として、錠剤、ドライシロップに加え3剤形目となる。
背景
てんかんは、乳幼児から高齢者まで幅広い年代で発症する病気で、国や地域によって性別や人種による発症率に大きな違いはなく、およそ100人に1人という発症頻度である。
日本には約100万人のてんかん患者がいると言われているが、適切な診断と薬物治療によりおよそ70%の患者はてんかん発作のない通常の生活を送ることができる。
てんかんの薬物治療は長期にわたることから、胃腸障がいや手術などで一時的に経口投与ができない場合でもてんかんに対する継続的な治療が必要であり、代替投与経路として注射剤の剤形が必要視されてきた。
てんかん発作治療薬「イーケプラ」
「イーケプラ」の経口剤は、日本では2010年に発売され、既に10万人以上に使用されているが、注射剤は欧米で2006年に承認を取得しており、40以上の国又は地域で承認されている。
今回の「イーケプラ点滴静注500mg」発売開始により、経口投与が一時的に困難なてんかん患者に対して「イーケプラ」の継続した治療が可能となった。
(画像はニュースリリースより)

大塚製薬 ニュースリリース
https://www.otsuka.co.jp/company/release/