世界最大のジェネリック医薬品企業
本社をイスラエルに置くTeva Pharmaceutical Industries Ltd.(以下、テバ社)と武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品)は、2015年11月30日、日本で合弁会社を設立する基本合意契約を締結したと発表した。
世界トップ10に連なる製薬企業であるテバ社は、ジェネリック医薬品企業としては世界最大規模を誇り、1,000以上の化合物から疾患領域の殆どを網羅するジェネリック医薬品をリリースしている。
数多い専門疾患領域の中でも、疼痛を含む中枢神経系疾患の革新的治療薬は世界トップクラスを堅持し、呼吸器系疾患領域も評価が高い。
同社はジェネリック医薬品と専門疾患領域での知見を融合した研究開発をグローバルに展開し、医薬品に医療機器やサービス、技術を組み合わせた新たな方法を創出することで、患者のアンメットニーズに対応している。
戦略的な提携
日本のジェネリック医薬品市場が世界的に急成長している状況を受け、国内の患者や医療関係者のニーズに幅広く対応するため、武田薬品とテバ社は戦略的に提携することになった。
新会社では、武田薬品が日本で培ってきた企業ブランド、強固な流通網と、テバ社がもつサプライ・チェーンや製造ネットワーク、グローバルな販売力や事業基盤、研究開発に関する専門知識とを融合させる方針である。
新会社は、法規制上の許認可を取得後の2016年4月以降に発足する予定で、テバ社と武田薬品はそれぞれ51%対49%の比率で出資する。設立後、テバ社の高品質なジェネリック医薬品と武田薬品の特許期間満了の医療用医薬品を提供していく。

Teva Pharmaceutical Industries Ltd.・武田薬品工業株式会社
http://www.takeda.co.jp/