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2025年05月18日(日)
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転移性大腸がんの血中RAS遺伝子変異検査 ドイツの病院で運用開始

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転移性大腸がんの血中RAS遺伝子変異検査 ドイツの病院で運用開始

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共同開発契約
シスメックス株式会社は、子会社のシスメックス アイノスティクス(以下、アイノスティクス)と独メルク社が共同開発した転移性大腸がんにおける血中RAS遺伝子のバイオマーカー検査が、ドイツの病院に採用されたことを2015年12月3日に発表した。

血中RAS遺伝子変異バイオマーカー検査
独メルクにより転移性大腸がんの抗がん剤を対象とするコンパニオン診断薬が発売されていたが、2014年5月、アイノスティクスと独メルク社は、血中遺伝子検査技術による大腸がんコンパニオン診断薬(製品名アービタックス)の共同開発契約を締結した。

コンパニオン診断薬は医薬品の効果、副作用について投薬前に予測できる臨床検査である。契約締結後、アイノスティクスはアービタックスを対象とするコンパニオン診断薬の開発を行ってきた。

同検査は、患者から採取したがん組織による生体検査と比べて、RAS遺伝子変異の特定を迅速、容易に行える点に特長がある。新たな血液検査の提供を通じて、転移性大腸がんの治療における個別化医療に貢献すると期待されている。

欧州での展開
アイノスティクスと独メルク社が共同開発した転移性大腸がんにおける血中RAS遺伝子変異検査「OncoBEAM(TM)RAS CRCテスト」(研究用)はスペインで運用開始され、このたびのドイツのルール大学ボーフム・鉱員共済組合病院はそれに続くもの。他の欧州地域への展開も計画されている。

同検査はCEマーク(欧州整合規格)に数カ月中に認定される予定である。認定後は通常の診断に用いることができるようになる。


外部リンク

シスメックス株式会社 プレスリリース
http://www.sysmex.co.jp/


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