1錠26801.2円として収載
アッヴィ合同会社は、ジェノタイプ1型C型慢性肝炎ウイルス(HCV)に感染した成人患者の治療薬「ヴィキラックス配合錠」を、11月26日に発売した。
同薬の薬価は1錠26801.2円として収載され、12週間の治療全体の費用は4502601.6円となる。
12週間にわたって固定用量を1日1回服用
「ヴィキラックス」は、2種の直接作用型抗ウイルス剤である「オムビタスビル」と「パリタプレビル」に「リトナビル」を加えた配合剤。12週間にわたって固定用量を1日1回服用する。インターフェロンやリバビリンの併用は不要。
同薬は、厚生労働省より2015年4月に優先審査対象に指定。2015年2月の製造販売承認申請後、同年9月に承認されている。この承認は、第3相臨床試験を根拠としたもの。同試験において同薬は、主要評価項目を達成。副次的評価項目でも高い効果を示していた。
より多くの日本人患者のHCV治癒を可能に
アッヴィは、2013年にアボットラボラトリーズからの分社を経て設立された、研究開発型のバイオ医薬品企業。専門知識やイノベーション実現に向けた独自の手法を通じて、世界で最も複雑かつ深刻な疾患領域における先進的な治療薬を開発・提供することをミッションに掲げている。
同社は今回の「ヴィキラックス」発売について、より多くの日本人患者のHCV治癒を可能とし、また医療経済的にも貢献できることを願っているという。
(画像はプレスリリースより)

アッヴィ、C型慢性肝炎 ジェノタイプ1型治療薬「ヴィキラックス配合錠」を新発売 - アッヴィ合同会社
http://www.abbvie.co.jp/about-us/japan-news/2015