ドイツの親会社が11月10日に発表
ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社は、11月17日、経口抗凝固剤「プラザキサ」の安全性と有効性が裏付けられたとするプレスリリースを発表した。
このプレスリリースの原文は、同社の親会社であるドイツのベーリンガーインゲルハイムが11月10日に発表したもの。
脳卒中および大出血イベントの発現率が低い
米国のブリガム・アンド・ウィメンズ病院とベーリンガーインゲルハイムは、実臨床で「プラザキサ」を「ワルファリン」と比較・評価する長期試験を実施。その新たな中間解析結果として、11月10日の発表は行われた。
米国の大規模な2つの民間健康保険データベースの統合解析から得られたデータによると、「プラザキサ」を服用した非弁膜症性心房細動患者は、「ワルファリン」服用患者よりも脳卒中および大出血イベントの発現率が低いことが示されたという。
価値がさらに裏付けられていく
ベーリンガーインゲルハイムはこの試験結果について、心房細動患者における脳卒中発症リスク抑制の点で「プラザキサ」が「ワルファリン」より優れることが示されたとする。また同剤は、特異的中和剤を持つ唯一の非ビタミンK阻害経口抗凝固薬として、その価値がさらに裏付けられていくともしている。
この試験結果は、2015年11月にオーランドで開かれた米国心臓協会学術集会でも発表された。

実臨床におけるプラザキサの安全性と有効性が裏付けられる - ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社
http://www.boehringer-ingelheim.jp/news/