800万人分準備
F. ホフマン・ラ・ロシュ社「スイスバーゼル/CEO:セヴリン・シュヴァン」が販売する抗インフルエンザウイルス剤【タミフル】(一般名:オセルタミビルリン酸塩)について、ロシュ社の日本国内医薬品事業を行なう中外製薬株式会社「本社:東京都中央区・代表取締役会長 最高経営責任者:永山 治」は、2013年10月24日、2013-2014年シーズンにおける【タミフル】の配給計画についてまとまりがついたことを報告した。
昨シーズン同時期のおよそ3割減
その報告によると、2013-2014年シーズンのタミフル配給計画(2013年10月24日現在)の内訳は、「タミフルカプセル75」が、500万人分、また「タミフルドライシロップ3%」が300万人分の、あわせて800万人分だという。
また、同社によって、昨年同時期(2002年10月末時点)に報告されたタミフル配給計画では、「タミフルカプセル75」が800万人分、「タミフルドライシロップ3%」が300万人分の合計1,100万人分だったことから、今シーズンは、昨シーズン同時期のインフルエンザの発現数と比べ、同社が減少傾向を見通していると推測できる。
しかしその一方で、抗インフルエンザウイルス剤の国内製造販売元である同社では、インフルエンザウイルスの国内流行拡大や、その規模に応じて、随時追加供給も行なうとし、これから流行が予想される季節性インフルエンザの対策、ならびにその流行に備え、【タミフル】の供給には、万全な体制を整えるとし、一定の安心を与え得る報告となった。

【中外製薬 ホームページ】
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