韓国導出先企業が承認を取得
旭化成ファーマ株式会社は、11月18日、同社の骨粗鬆症治療剤「テリボン」に関して、韓国の導出先企業が同国において販売承認を取得したと発表した。
韓国の食品医薬品安全処(MFDS)より「テリボン」の販売承認を取得したのは、東亞ST株式会社。
ヒト副甲状腺ホルモン製剤、「テリボン」
「テリボン」は、旭化成ファーマが創製したヒト副甲状腺ホルモン製剤。
同剤は、骨の質を改善しながら骨の量を増やすことにより、骨の強度が向上する骨形成促進作用を有する。2010年10月に日本国内において製造販売承認申請が行われ、2011年11月に国内発売されている。
同剤の韓国導出先である東亞STは、カン・スヒョン氏を代表として医薬品の製造・販売を展開している企業。ソウル特別市に本社を置き、従業員数は2014年の時点で1582名に及ぶ。売上高は、2014年1月から12月の実績で5681億ウォン(約605億円)に達している。
2016年春より販売を開始する予定
旭化成ファーマと東亞STは、2014年10月、「テリボン」の韓国における独占的開発・販売権について、契約を締結。2014年12月には東亞STがMFDSに対して、「骨折の危険性が高い閉経後女性の骨粗鬆症治療」を効能・効果とする同剤の販売承認の申請を行っていた。
東亞STは、2016年春より「テリボン」の販売を開始する予定。

「テリボン 皮下注用56.5μg」の韓国における販売承認取得について - 旭化成ファーマ株式会社
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/