中医協・薬価専門部会で議論
11月4日、中医協薬価専門部会が行われた。今回の部会では、「基礎的医薬品」について、製薬業界側から選定要件が新たに提示された。臨床上、必要性があり、今後も継続的に製造販売が予測される基礎的医薬品について提示した。
基礎的医薬品の安定供給、成長戦略などの創薬に係るイノベーションの推進を踏まえ、国際競争力の強化に向けて検討する。
ジェネリック80%時代
後発医薬品80%時代では、国民への安心できる医薬品の安定供給、医療費の効率化、産業の競争力強化の三位一体で実現を目指す。そのため、医薬品産業の競争力強化に向けた戦略が必要になってくる。その中でも基礎的医薬品の安定供給を行うための薬価の措置に注目が集まった。
最低薬価での供給維持が難しい品目や不採算品算定を受けている品目も含め、基礎的医薬品の要件を明確にし、措置などの検討を行う。
欲しいが赤字も困る
基礎的医薬品のジアゼパムを必要とする患者がいるが、企業側からみたら、不採算の要因もある。そのため、国が対応する必要があるという意見もあがっている。
薬品を必要とする患者のためにも基礎的医薬品については、慎重に協議をすることが大切になってくる。
(画像は厚生労働省ホームページより)

厚生労働省 政策について
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