再生医療新法の施行で
富士フイルムグループである株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングは、平成27年10月28日、栽培培養受託事業を開始したと発表した。
同社は国内で初めてとなる再生医療等製品の自家培養表皮「ジェイス」、自家培養軟骨「ジャック」の製造・販売を行っている。
平成26年11月25日に「再生医療等安全性確保法」(再生医療新法)が施行されてからは、医療機関等を対象に法規制対応コンサルティングを展開し、再生医療を提供する医療機関を支援してきた。
細胞培養受託事業
再生医療新法により、「特定細胞培養加工物製造許可」を取得した企業等が特定細胞培養化合物を製造できるようになり、医療機関等以外への外部委託が可能となった。
同社は、厚生労働省東海北陸厚生局から平成27年10月27日付で同許可を取得し、コンサルティングに加えての新事業として、医療機関等からの細胞培養加工の受託を手がけるに至った。
なお、特定細胞培養加工物とは、再生医療等に使用する人または動物の細胞を加工した細胞加工物を指すが、製造販売承認を取得した「ジェイス」「ジャック」のような再生医療等製品は除外されている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング プレスリリース
http://www.jpte.co.jp/news/20151028.pdf