同社の知的財産権が強化
ラクオリア創薬株式会社は、10月26日、同社が創出したモチリン受容体作動薬の物質特許が、韓国で特許査定を受けたと発表した。
同薬は、経口投与可能な低分子化合物。今回の特許査定により、日本・米国・欧州・中国などに続いて、韓国においても同社の知的財産権が強化されることとなった。
画期的新薬として期待されている
モチリンは消化管ホルモンであり、胃および腸の伝搬性収縮運動をコントロールし、消化管機能の恒常性維持に重要な役割を果たしている。同薬は、現在開発段階にある化合物の中で、モチリン受容体に対する最も強力な作動活性と高い選択性を併せ持つ。
さらに同薬は、動物での消化管運動不全モデルにおいて、明確な運動機能改善効果を示すことが確認された。胃不全麻痺・術後イレウス・機能性ディスペプシアなど、複数の消化管運動障がいが関わる疾患の画期的新薬として、アンメット・メディカル・ニーズに応えることが期待されている。
今後もライセンス活動を展開
同薬が今回受けた特許査定は、各国特許庁の審査によって「特許権を与える価値がある出願発明である」と判断された場合に示される評価。特許査定の後に特許料を納付することにより登録特許となり、該当する国において特許権が発生する。
同社は今後も、日本および他の地域を対象としたモチリン受容体作動薬のライセンス活動を展開していくとしている。

モチリン受容体作動薬の韓国における特許査定のお知らせ - ラクオリア創薬株式会社
http://www.raqualia.co.jp/rq-cms/wp-content/