感染症に対してどのような意識を持っているのか
ファイザー株式会社は、10月29日、同社が実施したワクチン接種に対する意識・実態調査の結果を発表した。
同調査は、感染症が本格的な流行の兆しを見せるシーズンを前にして、全国47都道府県の60歳以上の7050人を対象に実施されたもの。感染症のリスクが高まる年代の人々が、感染症に対してどのような意識を持っているのかを分析している。
肺炎は「死につながる重い病気」
調査ではまず、「肺炎についてどのようなイメージをお持ちですか?」と尋ねている。結果は、「死につながる重い病気」という回答が最も多く、45.8%に達した。次点は「入院して治療すれば治る病気」の35.0%であり、肺炎を重い病気と認識していると同社は考察する。
「今後、自分が肺炎にかかる可能性はあると思いますか?」という質問では、「可能性はあると思う」という回答が64.8%でトップ。理由として「かかりやすい年齢になっている」「免疫力の低下を感じている」という声が上がり、齢を経ることに伴う肺炎発症のリスクに対して、認識が進んでいることが明らかになった。
肺炎予防、「知らない」人は43.5%
しかし、「肺炎は予防できることを知っていますか?」と質問では、「知らない」と回答した人が43.5%に達した。また、予防法としてのワクチン接種を知ってる人も少ないという結果が出ている。
同調査では他にも、47都道府県で差が出る肺炎と「大人の予防接種」に対する意識など、興味深い内容となっている。詳細は、同社のプレスリリースで。

47都道府県高齢者7050人の肺炎への意識および予防対策を調査 - ファイザー株式会社
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press