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2025年05月19日(月)
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不妊症の原因究明と治療に新たな視点

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不妊症の原因究明と治療に新たな視点

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男性避妊薬開発にも
大阪大学微生物病研究所の宮田治彦助教、伊川正人教授らは、筑波大学下田臨海実験センターの稲葉一男教授らとの共同研究により、精巣特異的に発現する脱リン酸化酵素、精子カルシニューリン(PPP3CC/PPP3R2)が精子の正常な運動に必須であることを明らかにした。

避妊薬
背景
カルシニューリンは全身に存在する脱リン酸化酵素として広く知られており、その阻害剤であるシクロスポリンA(CsA)とFK506は臓器移植後の拒絶を抑える免疫抑制剤として汎用されてきた。一方で、マウスやラットを用いた毒性実験では、これらの免疫抑制剤が雄の生殖能力を低下させるという報告もされていた。

研究成果
研究グループは、カルシニューリン阻害剤を雄マウスに2週間投与すると、同じように不妊となる一方、投与を中止すると1週間で生殖能力が回復することを認めた。研究グループはヒトにも精子カルシニューリンが存在し、脱リン酸化酵素活性を有することも明らかにした。

精子カルシニューリンを特異的に阻害できれば、即効性があり可逆的な男性避妊薬の開発につながることが期待される。また、精子の尾中片部の屈曲性が精子受精能力に重要であることが分かり、不妊症の原因究明や診断に新たな視点が加わった。

(画像は「大阪大学・研究情報」より)


外部リンク

大阪大学 研究情報
http://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2015/



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