2025年05月19日(月)

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三井物産など　アジア・オセアニア地域の医薬情報サービス事業に参画

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三井物産など　アジア・オセアニア地域の医薬情報サービス事業に参画

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三井物産など　アジア・オセアニア地域の医薬情報サービス事業に参画

　2015年10月16日 06:00　

MIMSグループを買収

三井物産株式会社と株式会社エス・エム・エスは10月7日、アジア・オセアニア地域12カ国と香港で医薬情報サービスを提供するMIMSグループの持ち株会社Medica Asia (Holdco) Limitedの全株式の譲渡契約をAXIO Data Hedgeco Limitedや個人株主と締結し、同グループに参画することになった。

三井物産は、アジア最大の民間病院グループのIHHヘルスケア社において展開しているメディカル・ヘルスケア事業に注力し、医療関連企業とのネットワークを構築している。

エス・エム・エスは介護・医療・ヘルスケア・シニアライフの分野での人材関連、事業者向け経営支援、ウェブコミュニティなどの情報サービスをアジア12カ国で行っている。

有望な市場

アジア・オセアニア地域は人口増加と急速な経済発展に伴い、医療費も2008年の約58兆円から2013年の約112兆円へと急増している。そのため、医療サービスの潜在的なニーズが高い有望市場である。

同地域で50年以上の実績を築いてきたMIMSグループは、医療従事者が約170万人以上という会員基盤と圧倒的なブランド力、同域内の製薬企業との取り引き基盤を擁している。

今回の買収により、三井物産は、三井物産グループのグローバルネットワークに加えて同地域の医療従事者とのアクセスを得、事業収益の一層の増大を図る。

エス・エム・エスは、MIMSグループのブランド力や事業基盤を生かした新規事業を起こしていく考えで、例えば、製薬企業向けのマーケティング支援や開業医向けの経営支援、人材関連サービスを計画している。