ケニア共和国にて母子保健事業
塩野義製薬株式会社は、10月15日、アフリカの妊産婦・新生児・乳幼児の健康を応援するプロジェクト「Mother to Mother SHIONOGI Project」を開始したと発表した。
同プロジェクトは、国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンと同社が協働で実施するもの。ケニア共和国ナロク県イララマタク地域にて母子保健事業を行うとしている。
売り上げの一部と全社員からの寄付を元に
ケニアの妊産婦死亡率は、10万人当たり400人に及ぶ。世界平均が210人であり、日本はわずか6人であることと比較すると、この数字は極めて高い。また5歳未満で命を落とす子どもは、1000人当たり71人にものぼる。こちらも、世界平均は46人であり、日本は3人となっている。
今回開始された「Mother to Mother」において塩野義製薬は、同社の総合ビタミン剤「ポポンS」シリーズの売り上げの一部および全社員からの寄付を元に、ケニア共和国ナロク県イララマタク地域を支援する。現地の妊産婦・新生児・乳幼児の健康につながるよう、同地域の医療面での自立をサポートするという。
医薬品企業としての使命を果たせるよう
同プロジェクトにおいて塩野義製薬は、初年度に2000万円を拠出。プロジェクト期間は、2015年10月から2018年9月までとされている。
同社はこれまでも、発展途上国に蔓延する感染症の制圧を目指す活動に参加してきた実績を持つ。今後も、世界中の人々の健康に貢献し、医薬品企業としての使命を果たせるよう努力するという。
(画像はプレスリリースより)

アフリカ・ケニアの母子支援活動の開始~Mother to Mother SHIONOGI Project~ - 塩野義製薬株式会社
http://www.shionogi.co.jp/company/news/2015/