かかりつけ薬局の機能を持つ「健康サポート薬局」
日本薬剤師会は、9月24日に厚生労働省が発表した「健康サポート薬局のあり方」について見解を示した。
今回の「健康サポート薬局」は、今まで日本薬剤師会が目指してきた、かかりつけ薬局の機能を持ち、地域の連携体制、薬剤師の資質確保、薬局の設備など、患者の健康サポートや相談の機能を備えた薬局のことを示している。
地域住民の健康意識を高める
日本薬剤師会は、薬剤師や薬局が中心となって、地域住民の健康意識を高め、健康寿命を延ばすことを目指してきた。今まで地域住民が、いつでも相談ができる身近な薬局作りを行ってきた。
今後、日本薬剤師会と薬局は、地域住民が立ち寄りやすい場所になるように努め、多くの職種の人と連携をして、何でも相談ができる役割を努めることができる「健康サポート薬局」を目指す。
6回の議論から
厚生労働省が発表した「健康サポート薬局のあり方について」は、2015年6月~9月中旬までに、計6回の議論を行った。
議論の内容は、「かかりつけ薬剤師・薬局」の基本的機能、健康サポート薬局の機能などについて積極的に議論を行い、今回の発表になった。これは、薬局や薬剤師を活用したセルフメディケーションの推進を盛り込んだ日本再興戦略を受けての内容だ。

日本薬剤師会 プレスリリース
http://www.nichiyaku.or.jp/