爪白癬は早期治療が必要
佐藤製薬株式会社(以下、佐藤製薬)と株式会社ポーラファルマ(以下、ポーラファルマ)は、2015年9月30日、外用爪白癬治療剤「SKN-08」を並行販売する契約を締結したと発表した。
爪の病気で最も一般的な疾患として知られる爪白癬は真菌感染症である。手足に発症した白癬から爪の間へと侵入した白癬菌が爪に感染したもの。
進行すると、局所が肥厚して圧痛が起きる。早期に治療をしない場合、爪白癬が指に広がる、あるいは家族に感染するケースもある。日本国内の患者は約1,100万人いるとされる。
製造販売承認を申請中
爪白癬を対象にポーラファルマが製剤開発を行った新規の外用爪白癬治療剤が「SKN-08」である。イミダゾール系抗真菌剤を含有している。佐藤製薬は、爪白癬患者に対して第3相試験を行い、製造販売承認を申請した。
今回、並行販売契約を締結したことで、佐藤製薬とポーラファルマは情報提供や流通を共同で実施する。実際の活動は、「SKN-08」の製造販売承認取得後に行われる。両社は、爪白癬患者にとって同剤が新たな治療の選択肢となることを期待している。

佐藤製薬株式会社・株式会社ポーラファルマ プレスリリース
http://www.sato-seiyaku.co.jp/