これからの薬剤師、スキルアップへ
北海道薬科大学は、8月に行った第3回スキルアップ講座の風景を9月16日にホームページで紹介した。今回の講座は、平成27年度の中で、第6回までのスキルアップ講座の1つである。3回目の今回は、「薬剤師のための臨床持論と臨床感染症学<基礎編>」の講義が行われた。
今回の講座は、北海道薬科大学のサテライトキャンパスでの開催となった。
密度の濃い講義内容
今回のスキルアップ講座は、「基礎編」に中村記念南病院の山田和範氏が講義を行い、熱い発表となった。
医師の立場から、血圧・脈拍・呼吸数などのバイタルサインや検査値から病態をどのように診断するのかについて話が進んだ。また、感染症診療で使用されている抗菌薬の重要性、血液培養の大切さについても説明も行われた。講義を受講した薬剤師は、実演を行いながら、血液ガス分析から病態を評価する方法について学んだ。
他にも病院薬剤師が血液検査値から病態、腎機能の評価の紹介を行い、現状を確認した。また、敗血症や病内肺炎の重症度分類について説明を行い、重要性について受講した薬剤師に伝えられた講義となった。
熱いディスカッションを繰り広げる薬剤師
受講者は、今回の講座の中で、実際の症例から想像できる疾患についてディスカッションが行われ、参加した薬剤師は、濃い内容でありながらも、積極的に発言をしてスキルアップが行われた講義となった。
(画像はプレスリリースより)

北海道薬科大学 プレスリリース
http://www.hokuyakudai.ac.jp/