簡単に登録できる「準会員」を新設
日本調剤株式会社は、自社開発である電子お薬手帳「お薬手帳プラス」の新バージョンを2015年9月17日より運用開始した。今回のバージョンアップでは、大幅な改修・機能改善を加え、簡単に会員登録できる準会員制度を新設した。
また、今回の新バージョンでは、「処方せん送信機能」で、初めて来局した患者が記入する「初回質問票」をあらかじめアプリ上で作成し、来局前に処方せん情報と同時に送信可能になるなど、細かな機能改善を図っている。
「お薬手帳プラス」
「お薬手帳プラス」は、従来の紙のお薬手帳にある機能を最大限生かしつつ、インターネット環境を活用して最新機能を搭載し、薬や健康に関する情報提供アプリとして活用されている。
2015年1月のiPhone版リリースによる本格運用開始後、順調に会員数を増やし、9月16日時点で22000人が会員登録している。現在、スマートフォン用アプリとして、iPhone版、Android版に対応、さらにPCブラウザ版でも利用可能である。
本会員限定のアプリの機能としては、自分の服薬情報を自動的に登録することができる「自動連携機能」による調剤情報登録や、家族単位での薬の管理ができる「家族管理」設定があり、従来の電子お薬手帳をさらに進化させたお薬手帳アプリである。
新設の準会員とは
「お薬手帳プラス」は、日本調剤の薬局の利用者を対象として運用開始してきたが、一般の人からも利用を望む声が多数寄せられていた。
「準会員」はアプリのダウンロード後にメールアドレスとパスワードを設定するだけで簡単に登録でき、準会員向けのサービスとして「お薬手帳」、スマートフォンで撮影した処方せん情報を薬局へ送信できる「処方せん送信機能」、「健康記録」など「お薬手帳プラス」のベーシックな機能の一部が利用できるようになった。
(画像はニュースリリースより)

日本調剤 ニュースリリース
http://www.nicho.co.jp/corporate/info/13018/