泌尿器科と外科・産婦人科に係わるもの
第一三共株式会社は、9月24日、ニューキノロン系注射用抗菌製剤「クラビット点滴静注バッグ500mg/100mL」「クラビット点滴静注500mg/20mL」について、国内における効能追加承認を取得したと発表した。
今回同剤が取得した効能追加承認は、泌尿器科領域感染症と外科・産婦人科領域感染症に係わるもの。
幅広い抗菌スペクトルを有する「クラビット」
「クラビット」は、グラム陽性菌・グラム陰性菌・非定型病原菌に幅広い抗菌スペクトルを有する、1日1回投与の注射剤。
今回の効能追加承認取得により、同剤の適応菌種には「腸球菌属」「シトロバクター属」「プロテウス属」「モルガネラ・モルガニー」「プロビデンシア属」「ペプトストレプトコッカス属」「プレボテラ属」「トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)」が新たに加わった。
新たな治療の選択肢を提供
適応症についても、「外傷・熱傷及び手術創等の二次感染」「膀胱炎」「腎盂腎炎」「前立腺炎(急性症、慢性症)」「精巣上体炎(副睾丸炎)」「腹膜炎」「胆嚢炎」「胆管炎」「子宮内感染」「子宮付属器炎」が追加されている。
同社は、同剤によって新たな治療の選択肢を提供し、より一層医療に貢献するとしている。

ニューキノロン系注射用抗菌製剤「クラビット点滴静注」の国内における効能追加承認取得のお知らせ - 第一三共株式会社
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/