製造と販売を2社で分担
日本イーライリリー株式会社(以下、日本イーライリリー)と大日本住友製薬株式会社(以下、大日本住友製薬)は、GLP-1受容体作動薬「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」を2015年9月16日に発売した。
同薬の適応症は2型糖尿病。日本イーライリリーが製造販売承認をもち、大日本住友製薬が販売・流通を行う。糖尿病領域でそれぞれ実績のある両社が共に医療従事者に情報を提供する。両社は、同薬が日本の2型糖尿病治療の新たな選択肢となることを期待している。
週1回の皮下注射で
「トルリシティ」は血糖降下作用に優れ、食事時などに血糖値が上昇した場合、血糖値依存的にインスリン分泌を促進するグルカゴン様ペプチド‐1(GLP-1)受容体作動薬である。
投与は週1回という利便性の高さが特徴的。提供方法もユニークで、注射針に取り付けられたオートインジェクター型注入器による1回使い切りとなっている。「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」1キットの価格は3,586円。
同薬は製造販売承認を世界45の国と地域で取得しており、今回の日本を含め、米国、欧州などの10カ国以上で販売されている。
(画像はプレスリリースより)

日本イーライリリー株式会社・大日本住友製薬株式会社 プレスリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=701