9月25日から9月29日まで開催
エーザイ株式会社は、「欧州癌学会議(European Cancer Congress)2015」において、同社が創製した「レンビマ」および「ハラヴェン」に関する最新試験データを発表する。
同学会は、2015年9月25日から9月29日までオーストリアのウィーンで開催されるもの。
選択的チロシンキナーゼ阻害剤、「レンビマ」
「レンビマ」は、新規結合様式を有する選択的チロシンキナーゼ阻害剤であり、一般名は「レンバチニブメシル酸塩」。
同剤は、米国・日本・欧州において甲状腺がんに係る適応で承認を取得し、既に販売されている。また、進行または転移性腎細胞がんの適応に対して、米国食品医薬品局よりブレイクスルーセラピーの指定を受けている。
今回行われる「レンビマ」についての発表は、放射性ヨウ素治療抵抗性分化型甲状腺がんを対象とした臨床第3相試験の全生存期間のアップデート解析結果や、転移性腎細胞がん患者を対象とした臨床第2相試験の血清バイオマーカーと臨床成績の相関解析結果など、4演題にわたる。
「ハラヴェン」はQOL解析結果を発表
「ハラヴェン」は、ハリコンドリン系微小管ダイナミクス阻害剤であり、一般名は「エリブリンメシル酸塩」。軟部肉腫に係る適応で、日本・米国・欧州において現在承認申請が行われている。
同剤については、軟部肉腫を対象とした臨床第3相試験のQOL解析結果が発表されるという。

欧州癌学会議で「レンビマ」(レンバチニブ)および「ハラヴェン」(エリブリン)に関する最新試験データを発表 - エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/news/news201562.html