製薬業界ニュース
2025年05月19日(月)
 製薬業界ニュース

小児強迫性障害患者を対象としたフルボキサミンの臨床試験の結果を報告

新着ニュース30件






























小児強迫性障害患者を対象としたフルボキサミンの臨床試験の結果を報告

このエントリーをはてなブックマークに追加
10週間投与から長期投与へ
Meiji Seikaファルマ株式会社(以下、Meiji)は、2015年9月11日、アッヴィ合同会社(以下、アッヴィ)と共同販売している抗うつ薬「フルボキサミンマレイン酸塩(以下、フルボキサミン)」の小児強迫性障害についての臨床第III相試験結果を発表した。

フルボキサミンマレイン酸塩
小児の強迫性障害患者を対象とする同試験で、フルボキサミンまたはプラセボを10週間投与した後、二重盲検法で有効性と安全性を検討したところ、JCY-BOCSの総スコアでの投与開始時と最終評価時の変化量が、プラセボ投与群に比べて有意な差があり、安全性に問題はなかった。

現在、フルボキサミンの長期投与を行っているが、終了次第、小児強迫性障害の適応取得のため、製造販売承認を申請する予定である。

医療上の必要性が高いと評価
手を繰り返し洗う、戸締まりを頻繁に確認するなどの強迫症状をもつ強迫性障害は、強迫観念や確認行動の症状が高じると、外出困難などのQOLの低下を招くことがある。

国内初のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)として発売されたフルボキサミンは、成人の「うつ病・うつ状態」、「強迫性障害」、「社会不安障害」を適応とする。

欧米をはじめ約90カ国では小児強迫性障害に対する適応が承認されているが、日本では未承認だった。近年、医療上の必要性が評価され、厚生労働省の要請により、アッヴィとMeijiは「SME3110(フルボキサミンマレイン酸塩)の小児強迫性障害患者を対象とした臨床第III相試験」に2013年8月に着手した。


外部リンク

Meiji Seikaファルマ株式会社 プレスリリース
http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/


Amazon.co.jp : フルボキサミンマレイン酸塩 に関連する商品
  • アステラス製薬、テレビCM「明日は変えられる。~過活動膀胱篇~」の放映を開始(3月20日)
  • 大正製薬、乗り物酔い止め薬「センパア」シリーズをリニューアル(3月20日)
  • リアルテックファンド、独自技術により高純度の単結晶を開発する研究所に出資を実施(3月18日)
  • 久光製薬、水虫・たむし治療薬「ブテナロック(R)Vα クリーム 18g、液 18mL」をリニューアル発売(3月17日)
  • アンジェス、米国でDNAワクチンに関する特許を取得(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->