ブリストル・マイヤーズスクイブ社と一緒に
ファイザー社は、米国のブリストル・マイヤーズスクイブ社エリキュースを使った臨床試験に患者を登録したことを9月9日に発表した。今回の試験は、急性冠症候群を最近発症した患者と、経皮的冠動脈インターベンションを受けた非弁膜症性心房細動患者に対して実施した。
エリキュースの安全性
今回の臨床試験で確認することは、エリキュースの安全性が、今までのワルファリンか他のビタミンK拮抗剤との安全性がどう違うかを比較して評価する。
ほとんどの患者が、エリキュースの他にもアスピリンかプラセボも割り付けられる。また、クロピドグレルなどのP2Y12阻害剤とエリキュースを併用する。エリキュースは、非弁膜症性心房細動患者にとって、脳卒中や全身性塞栓症の発症を抑制すると承認がされている。
4,600人の登録を予定
今回のAUGUSTUS試験では、30か国から対象となる患者を登録する。その数、4,600人の患者を予定している。
AUGUSTUS試験は、新しい臨床試験の1つで、現在承認されている適応症の範囲となる特定の患者に対して、エリキュースの安全性や適切な使用を行うための追加情報を集める目的で実施している。

ファイザー プレスリリース
http://www.pfizer.co.jp/