睡眠を誘発する効果に期待
エーザイ株式会社は、同社の米国子会社のエーザイ・インクと米国のPurdue Pharma L.P.が、同社の創製した不眠症を治療する薬剤として臨床第III相試験準備中のデュアルオレキシン受容体阻害剤lemborexantについて共同開発・共同販売契約を締結したことを、2015年8月31日に発表した。
lemborexantのデュアルオレキシン受容体拮抗剤という名は、オレキシン受容体の受容体サブタイプ2つのどちらにも競合的に結合するという性質からきたもの。オレキシンは覚醒状態での調節機構として機能することから、睡眠を誘発、維持する効果が同剤にあると期待される。
第III相試験をまもなく開始
このたびの契約で、エーザイ・インクとPurdue Pharmaは、lemborexantを不眠症での適応で開発し、続いてその他の適応症でも開発を進めていく予定である。
両社はJoint Steering Committeeを設置して、lemborexantのグローバルな承認取得に向けて開発費用を分担するなど、グローバルな臨床開発を共同で管理する。
現在、同剤は不眠症を適応とする臨床第III相試験を準備しているが、両社の契約の締結により早期の開始が見込まれる。
この試験では、不眠症治療剤としての効果を評価するため、グローバル試験に対応して設計されており、不眠症が惹起するとされている日中の機能低下を改善する効果、さらには安全性、認容性についても評価をする。

エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/news/news201558.html