皮膚治療薬を拡充
田辺三菱製薬株式会社は、2015年9月1日、乾燥性皮膚治療薬の「メディスキンコートf」(第3類医薬品)を9月10日に新発売することを発表した。
新製品は、先行の皮膚治療薬「フルコートf」の姉妹品で、高齢者の約95%に発症する乾皮症に適した薬剤として発売する。
同社の皮膚治療薬カテゴリーには赤ちゃん・子供の湿疹向け製品もあり、「メディスキンコートf」の発売でラインアップが拡充され、年齢や症状に応じた製品の提供が可能になっている。
高齢者の乾皮症に適した配合
皮膚の保水力は加齢に従い低下するため、高齢者の殆どに認められるかゆみの伴う乾皮症は生理的老化現象といえる。
高齢者の乾皮症は、皮膚の保湿因子が低下することに加えて、皮膚分泌低下で皮脂膜が惰弱化すること、表皮に角質細胞が残り角質層が厚くなることが原因とされる。
尿素などの保湿成分配合の外用剤を塗り、皮膚の状態を正常にすることが対処法である。
「メディスキンコートf」に20%配合された尿素は、水分を保持し皮膚を潤す作用と角質を融解する作用を備えている。他に、抗炎症性成分の「グリチルリチン酸二カリウム」と血行の改善と栄養を運ぶ「ビタミンE」を配合しているため、乾皮症が保湿、消炎されて改善される。
(画像はプレスリリースより)

田辺三菱製薬株式会社 プレスリリース
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