低アルブミン血症の改善
2015年8月3日、味の素製薬株式会社(以下、味の素製薬)は、ベトナムにおいて2015年2月9日に輸入販売承認取得済みの、分岐鎖アミノ酸製剤「リーバクト配合顆粒」発売を発表した。
「リーバクト配合顆粒」は、十分な食事摂取量にもかかわらず低アルブミン血症の症状を示す、非代償性肝硬変患者の低アルブミン血症を改善のための医療用医薬品であり、分岐鎖アミノ酸(L-バリン・L-ロイシン・L-イソロイシン)を配合している。
また、日本国内での大規模臨床試験により、肝硬変の進行に伴う、重篤な合併症の発現抑制が確認されている。
ベトナムでの販売と今後の戦略
味の素製薬はベトナムにおいて、2012年4月より肝不全用アミノ酸注射液「モリヘパミン点滴静注」、腎不全用総合アミノ酸注射液「ネオアミユー輸液」のマーケティング活動、2013年1月より持続性Ca拮抗降圧剤「アテレック錠」の発売、2013年11月より腎不全用必須アミノ酸製剤「アミユー配合顆粒」の発売を開始している。
味の素製薬は今回の「リーバクト配合顆粒」発売により、ベトナムにおいて非代償性肝硬変患者の治療にも貢献していくとともに、「ひとを見つめる創薬」を実践することで、QOL向上により一層貢献していく。
現在、東南アジアの中でも経済成長が著しく、既に味の素製薬の医薬品が発売されているベトナムを柱として展開している。今後、「グローバル健康貢献企業グループ」を目指す味の素グループの一員として、東南アジアを軸として、海外事業拡大を進めていく。

味の素製薬 ニュースリリース
http://www.ajinomoto-seiyaku.co.jp/newsrelease/2015/0803.html