ビッグデータの活用が課題
アステラス製薬株式会社は、「リアルワールドインフォマティクス機能(Real World Informatics and Analytics (RWI) function)」を2015年7月1日付で米国イリノイ州ノースブルックに設立したことを、7月31日に明らかにした。
著しい変化を遂げる医療環境において、“real-world data”(ビッグデータ)を活用することは、研究・開発にはじまり生産・販売までの全工程に関わる戦略上の課題、と同社はとらえている。
このたびのリアルワールドインフォマティクス機能の設立は、ビッグデータを活用して新たな価値を作りだすことを企図するものである。
新機能に集約
同社ではこれまで各機能や部門ごとにビッグデータを扱ってきたが、今後は、ビッグデータの活用とその能力を一つの専門機能として、経営戦略担当役員の管轄する新機能に集約する。
ビッグデータの活用(データの入手、管理、解析、個人情報の保護、必要なデータの品質チェック及び品質保証など)を最大化することで、同社は、経営戦略を強化し、患者に新たな価値を提供するミッションを推進していく考えである。

アステラス製薬株式会社 プレスリリース
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/post-230.html