東和薬品RACTABドーム
ジェネリック医薬品の製造・販売を手がける東和薬品株式会社は、大阪府立門真スポーツセンター(なみはやドーム)のネーミングライツを取得したことを、2015年7月29日に発表した。
同社は大阪府門真市に本社・研究所・工場を設置するなど同市との関わりが深く、地域貢献の機会ととらえ、大阪府による同センターの愛称募集に応募したという。
同センターは2015年10月1日から「東和薬品RACTAB(ラクタブ)ドーム」と名づけられる予定である。同社の契約は5年間の継続となり、年額1,000万円の契約金額を支払う予定となっている。
ネーミングの由来は
同社は、ジェネリック医薬品を作る上で、独自の製剤技術「RACTAB(Rapid and Comfortable Tablets)技術」を有している。
口の中で溶けるOD錠(口腔内崩壊錠)の機能を実現するため、「とけやすさ」と「硬さ」を高レベルに両立させた技術で、さらに、溶けた時に苦味を感じにくくする苦味マスキングも備える。この技術は広範な医薬品に使用可能である。
ドーム名は社名と同社の代表的な技術、RACTABを組み合わせたものにした。ジェネリック医薬品の開発において、品質の高さと飲みやすさの工夫を追求する同社の姿勢を、このネーミングを通してアピールする目的がある。
なお、RACTAB技術は、2012年に医薬品の製剤技術で初となるグッドデザイン賞を受けており、デザイン面でも評価されている。

東和薬品株式会社 プレスリリース
http://www.towayakuhin.co.jp/pdf/news150729.pdf